by Junko (塾生)
晩秋の午後、無名塾の先輩Shinichiさんの案内で、同氏が虚空蔵菩薩を納めた法輪寺(豊能町)を訪れました。
豊能町への道すがら、刈り入れの終わった田んぼや美しい日本家屋を眺めてちょっとした小旅行気分。法輪寺に到着し、山門をくぐり抜けると、綺麗に掃き清められた境内が広がっていました。まだ赤や黄色い葉を残す木々は晩秋の景色そのもので美しい。
仏像彫刻歴30年のShinichiさん、しかしながら初期の作品~虚空菩薩像よりも先に法輪寺に収められた地蔵菩薩像~を拝見してもやはり美しく、その才能は”神様からの贈りもの”なのだろうなあと納得しました。
まだ仏像彫刻歴が2年ほどの自分でも、いずれは塾の先輩方のような作品を彫ることができればよいなとぼんやり思っていましたが、このように洗練された大作を目の前にすると、「やっぱり無理!」としか言えません(笑)。
それでも、日々こつこつと、気を抜かず手を抜かずに真面目に彫刻に向き合おう!自分なりにできることに励もう!と心新たにした次第です。
先生!先輩方!これからもご指導よろしくお願い申し上げます。
そして、本日のお目当てのShinichiさん作『虚空蔵菩薩』は本堂に収められていました。
「虚空蔵」はアーカーシャガルバ(「虚空の母胎」の意)の漢訳で、虚空蔵菩薩とは広大な宇宙のような無限の知恵と慈悲を持った菩薩、という意味。そのため知恵や知識、記憶といった面での利益をもたらす菩薩として信仰されているのだそう。(※Wikipediaより)
Shinjiさんが制作した虚空蔵菩薩は、まさにそれを体現したうえに、美しさと静謐さをも兼ね備えたものでした。
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admin (木曜日, 21 4月 2022 04:04)
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admin (木曜日, 21 4月 2022 04:06)
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